祖父が暮らした古民家を再生して住み継ぐ
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築100年超 / 50坪
築100年超の素朴で温かみある雰囲気はそのままに、現代的な快適さを備えた住まいへ。
施主様との出会いは、弊社が開催した古民家再生見学会にご来場いただいたことがきっかけでした。空き家になっていた祖父様が住んでいた築100年の古民家を「再生して住みたい」という相談でした。
複数の改修方法を検討される中で、スケルトン改修による大規模な改造よりも、古民家の良さを活かしながら現代的な快適さを実現したいというご希望がありました。当社の古民家再生見学会をご覧いただき、古さを活かしたコンセプトと仕上がりに共感していただき、予算内で対応できる当社にご依頼いただきました。
空き家だった古民家は、素朴で味わい深い佇まいが特徴。施主様ご家族は、その雰囲気をとても気に入っておられました。祖父が暮らしていた家を、新しい世代が住み継ぐというご計画です。同時に、若い家族が快適に暮らすために、断熱性能の向上、新しい水回り、複数の個室確保といった、現代的な居住性の実現も必要でした。古いものの価値を尊重しながら、実際の暮らしやすさを両立させる。そうした課題に向き合う改修となりました。
床は全面剥がし、断熱材を充填。床下もしっかり対応し、ジャッキアップで傾きを調整しました。天井裏にも断熱材をしっかり入れ、断熱性能を確保。サッシは北側・東側を中心に約半分をアルミ樹脂複合サッシに交換。外壁は北側・東側の傷みが大きい部分を張り替え、その他は既存を活かしました。耐震補強を施工し、構造の安全性を高めました。
間取りは大幅な変更を避け、既存の雰囲気を守りながら居住性を高めるプランとしました。中央部分をLDKに、東西それぞれを個室とする「田の字」型の伝統的な間取りをしっかり活かしています。水回りは全て新しく取り替え、給湯器は既存を再利用。キッチンは対面化のため移動。北側の和室はダイニングとしました。北側の旧土間(下屋部分)はファミリークロークへ転用し、洗面所や寝室との通り抜け動線を確保。既存キッチンだったスペースは、新たに寝室として確保しました。
建具については、古民家の思い出を大切にするため、既存建具を全て再利用。新しい建具は一切使用していません。昔ながらの職人の手仕事で作られた、良質な材料の建具を調整して、現代の暮らしへと繋ぎました。
築100年超の素朴で温かみある雰囲気はそのままに、現代的な快適さを備えた住まいへ。祖父様が暮らしていた古民家が子育て世代の新しい暮らしの舞台へと生まれ変わりました。時間を重ねた建物の質を信じ、世代を超えて家を受け継ぐ。祖父様の思い出も、当時の職人の想いも、全て未来へ紡いで、新しいご家族の暮らしが息づいていきます。











