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リノベ後の暮らし #1「増えた愉しみ」

姉妹でリノベでリノベーション

茨城県つくば市上郷にお住まいのS様ご夫妻。奥様のお父様が建てた築48年の和風建築の家。
何度かのリフォームを繰り返し、大切に住まわれてきました。
時の流れに合わせて、少しずつ手を加えながら住まわれていた家でしたが、ご夫婦の心のどこかでは「もう少しこうしたい…」といった気持ちもあったそうです。
ですが、お⽗様が建てた家ということで遠慮もあり、リフォームの話を切り出せないでいる状況が続いていました。

お二人がリノベーションを検討したきっかけは、2011年の東日本大震災でお風呂に入った大きなヒビ。水廻りの老朽化も進んでいたことから、水廻りのリノベーションを検討し始めました。
「でも、どうせなら気になる部分も直したい…」そう考えていた矢先、
お父様が入院し介護施設への入所が決まったことを機に、段差だらけだった床のバリアフリー化を含めたリノベーションを決意しました。

当初は、チラシでよく目にしていた大手不動産会社でのリノベーションを検討していましたが、
奥様の妹さんが弊社でリノベーションをし、ご紹介していただいたのがS様と弊社との出会いでした。

最後の最後まで大手不動産か弊社か悩まれたお2人…。

お父様が良材を使ってこだわって建てた家。
完全に新しくするのではなく「古くてもいいものは残していきたい」そういった思いから、
弊社の『Vintage Renovation』という古き良きものを活かす思想に共感し、
それを体現した妹さんのリノベーション後の自宅を見て、弊社を選んでくださいました。

リノベーションで変わった暮らし

■リノベーション前の間取りとリノベーションプラン
家の北側に過去のリフォームで増築した7.5畳のキッチンとその隣に3畳の土間がありました。
その部分の基礎だけを残し、広々としたウッドデッキを作ることに。

そして、キッチンはもともとお風呂や洗面所があった場所に移動し、
もともとあった南側洋室をリビングダイニングにしました。

■リノベーションをしてよかったコト
新しいキッチンの後ろの壁は3枚の大きなサッシに。
当初、奥様は一部は窓ではなく壁にしてそこの部分にカップボードの設置を考えていたそうですが、弊社のご提案を採用してくださいました。
採用しつつも、不安だった奥様…。

ですが完成しいざ生活してみると、採光と風通しに大活躍の窓となり、
キッチンがお気に入りの場所になったと笑顔でお話してくれました。

コロナ禍でなかなか外で外食もできず、おうち居酒屋を楽しんでいたご主人。
キッチンの窓のおかげで開放感もあり、かなり過ごしやすい空間になった
リビングダイニングで一杯飲むのが楽しいそうです。

そんなキッチンとリビングダイニングですが、もうひとつやってよかった事があります。
それは、寒さ対策。

以前は、本当に寒い時はキッチンの水道が凍結してしまうほどでした。
問題の寒さ対策として、床や壁に新しく断熱材を入れ、サッシもペアガラスに交換。
これだけでも十分温かくなりますが、そこに床暖房を採用しました。

この床暖房、お2人がリノベーションでやってよかったと
声をそろえておしゃってくださいました。
昨年の年末はお子様家族が帰省し、座卓に早変わりするダイニングテーブルを広げ
一家団欒を楽しんだそう。

コロナ禍でなかなか集まれなかったけど、これからは少しずつ
みんなを呼んで楽しく過ごしたいとおっしゃっていました。

■老後でも愉しめる家を
リノベーションしたポイントの中で2人にとって新しく大切にしたい場所が増えました。
それが庭に面したウッドデッキです。

約10畳ほどあるウッドデッキは北側にあり、家の周りには木々があるため人目につかず、
プライベートな空間になっています。そこにはテーブルとイスが並べられていました。

お風呂上がりにここで一杯やるのが気持ち良いんですとお話してくださり、
インタビューもここに座って1時間ほどお話させて頂きました。

ウッドデッキではBBQをご家族で愉しむなどの他に、お庭の手入れを愉しむようになったと
話してくださいました。竹を手入れしたり、紫陽花やコキアなどの季節を楽しめる植栽を
植えたりするようになったそうです。

お2人はリノベーションする上で、老後でも愉しめる家にしたかったとお話してくださいました。
紹介したキッチン、リビングダイニング、ウッドデッキは老後も2人だけではなく、
家族みんなが愉しめるスペースに変化しました。

「愉しめる家」だけではなく、「住みやすくする事」も大切なポイントでした。

2階に上がる階段を緩やかにするように掛け替えたり、リノベーションの当初の目的であった
水廻りの一新、床のバリアフリーなど歳を重ねても住みやすい家になりました。

■もうひとつのきっかけ
リノベーションのきっかけのひとつとなった東日本大震災。
今後も大きな地震がきてしまう可能性が高いことから、不安を抱えていました。
弊社では、現地調査、既存建物の耐震診断を行い耐震補強を行っています。
S様のご自宅ももちろん、箇所補強を行いました。

リノベーション前後の違いをお伺いするとお二人揃って、
全然揺れが違うと話してくれました。

親御様の家を継ぐ難しさ

お二人がリノベーションをする上で高いハードルとなったのがお父様のリノベーションへの理解でした。

お二人のように親御様の家を受け継いでいる方にはよくあるお話です。
ご自身が建てた家…。自分が生きている間は手を加えてほしくないという
親御様のお気持ちはわからなくもありません。
実際、弊社へのご相談でも建てた親御さんの反対でお話が止まってしまうこともあります。

お2人もそうでした。
いろんなケースがあり、どのタイミングがベストなのかは人それぞれですが、
いろんな場面でリノベーションのタイミングはやってくると思うので、
そんな時は是非弊社にご相談していただきたいと思います。

また、親の反対でなかなかリノベーションに踏み切れない方は
是非一度ご相談ください。
長い時間を共に暮らしてきた大切な家を新築のように変えることだけが
リノベーションではありません。
私たちも反対されている親御様がご納得されるようなプランを作成し、
お手伝いできればと思っています。

 

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