施工事例

古かわいい、身近な古民家暮らし 古民家の情報発信場所『古民家モデルハウス誕生』 

  • 古民家
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つくば市上ノ室
築100年/約43坪

築100年の古民家が匠の手によって再生されました。

これまで手掛けてきた古民家再生の経験を活かしながら、新しいデザインも取り入れ完成した新しさと懐かしさが融合した古民家。
SDGSに配慮し、古材や古建具をふんだんに使いつつ、古さを活かしつつ遊び心のあるデザインを取り入れています。

外壁にサイディングを貼り、外観はスタイリッシュに仕上げました。
黒のサイディングにアクセントで貼られた木板が良い感じに。
外観からは築100年の古民家だとは思えません。

築100年の古民家の顔である玄関戸には、長い年月を刻んできたことが分かる存在感のある新潟の古民家で使われていた蔵戸を再利用しています。
どっしりと重みのある蔵戸を開けると広がる土間空間には暖炉が設置され、古い建具や味のある和家具が置かれ、どこか懐かしく落ち着ける空間になっています。
建具の再利用以外に材料で再利用できるものも再利用致しました。
土間に使われている腰壁は畳の下地板を、キッチンのカウンター下や横の壁は、既存の土壁を水で戻して左官しサスティナブルデザインへと仕上げています。

広々としたウッドデッキ。ここには二階建ての建物がありましたが、解体し基礎を残してその上にウッドデッキを作りました。西に向いているためサンセットの景色が最高です。
朝はヨガ、日中は家のグリーンたちの日向ぼっこスペースに。夕方はサンセットを眺めながらゆっくりと過ごす…1日贅沢に過ごせちゃう…そんなスペースになりました。
また、階段をつけ小屋裏をロフトにしています。暗さを改善するためにつけた天窓が光を運んでくれています。このスペースは書斎として使うもよし、子供の遊ぶスペースにしても良さそうです。

もちろん、家の性能向上も忘れていません。
古民家ならではの悩みである『寒さ』は、インナーサッシを取り付け、金属サイディングの外壁と壁の間に断熱材もしっかりと入れて断熱性を向上させました。
耐震補強も行い家の強度を上げ、今後も安心して住まえるようにしています。

古民家独特の厳かな雰囲気は残しつつ使い勝手の良い間取り変更、現代に合ったデザインと新しさと古さが融合し、どこか懐かしい温かみのある空間へと再生できました。

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