施工事例

床下エアコンを採用した、築26年木造住宅の断熱リノベーション

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土浦市
築26年 / 43坪

暮らし方の変化に合わせて、住まいの性能を見直す

弊社イベントにご来場いただいたお施主様。お子様が独立され、ご家族での暮らしへとライフステージが変化したことをきっかけに、「これからの暮らしを見据えた住まい」への見直しをご相談いただきました。

水廻りの老朽化にあわせて、「将来を見据えて寝室を1階に移したい」「断熱性能を高め、省エネで快適な住まいにしたい」という明確なご要望をお持ちでした。そこで今回は、部分的な改修ではなく、床下エアコンを軸とした断熱計画を前提に、暮らし方の変化と性能向上を一体で捉えたリノベーションをご提案しました。

お施主様は事前に多くの情報収集をされており、「基礎断熱」「付加断熱」「床下エアコン」についても理解を深めていらっしゃいました。幸い、新築当時の図面・仕様書がしっかりと保管されていたため、既存住宅の外皮計算を行い、現状の断熱性能を数値で把握することができました。既存のUa値は0.84。断熱等級4相当で、2026年1月現在の新築における最低基準レベルです。今回の改修では、断熱等級5(Ua値0.60以下)を目標としました。内窓の性能、床下や壁に付加する断熱材の種類・厚み、コストとのバランスを検証しながら、現実的かつ効果的な数値を設定しています。

さらに、床下エアコンと夏用エアコンについても冷暖房負荷計算を行い、能力をシミュレーションしたうえで検討しました。断熱等級4から5への引き上げは、一見すると小さな差に見えるかもしれませんが、外皮からの熱損失はおよそ3分の1削減されます。こうした数値的な検証を踏まえ、付加断熱にかかるコストと将来的な冷暖房費の低減、体感的な快適性について丁寧に共有しながら判断を重ねました。その結果として、住まい全体の温度差が抑えられ、床下からやさしく暖まる環境が実現しています。

「冬場は部屋ごとの寒さに悩んでいましたが、リノベーション後は家全体が暖かくなり、昼夜の温度差も小さくなりました。床下からやさしく暖まるため乾燥しにくく、冬でも快適に過ごせています。間取り変更で朝日が入るようになり、居心地の良さを実感しています。」(お施主様より)

築年数を重ねた住まいであっても、断熱と暖房計画を住まい全体の条件に合わせて組み立てることで、これからの暮らしを支える住環境へと再構築することができます。今回の事例は、その実践例の一つです。

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