夫婦の想いと受け継がれた品々が彩るリノベーション
- わが家
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築33年/63坪
“今と昔”が響き合う空間に、想い描いた一体型LDKの家。
一本のお電話から始まった、ご縁。
「HPを拝見して好印象だったので……」というお話を受け、ご自宅にお話を聞きに伺いました。ご夫婦で初回から打ち合わせにご同席くださり、ご主人は、自宅の生い立ちや大切に守ってきた家への思いを熱心に語ってくださいました。一方、奥様は「お庭が見えて、明るいLDKをつくりたい」とはっきりとしたご希望をお持ちで、おふたりの想いが自然に一つの方向へと重なっていくのを感じました。
特に悩まれたのが、キッチンとリビング(かつての応接間)を隔てる壁を残すか、撤去するか。導き出されたのは、仕切りをなくすことで、空間に広がりとつながりをもたらす一体型LDKというかたちでした。実現するには、構造補強が不可欠になります。この点について、構造的な安全性を確保するための補強の考え方や施工内容を丁寧にご説明し、深くご納得いただけたことで、ご検討されていた数社の中から「リノベなら安心して任せられる」と弊社に決めていただけました。
奥様が希望された広く開放的なキッチンと、ご主人がこだわった「リビングからの庭の眺め」。そのどちらも大切にしながら、内装や照明計画は弊社コーディネーターと奥様がじっくりと吟味を重ねて創り上げたモダンでシックなデザイン。また、玄関にはシューズインクローゼット(SIC)を新設し、来客用とプライベートを分けた動線計画で、日々の暮らしやすさにもこだわりました。
納屋に眠っていた一枚板や、大八車、古い水屋箪笥など、受け継がれてきた存在感ある大切な品々を空間に活かすことで“今と昔”が響き合うように調和する、この家にしかない佇まいとなっています。
明るく快活な奥様と、お話上手で気さくなご主人。そんなおふたりが、これからの日々を心地よく、笑顔でお過ごしいただける住まいが整いました。