施工事例

築134年バリアフリー化で両親に優しい家へ… 家族の笑顔がこぼれる古民家再生

  • 古民家
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つくば市
築134年/58坪

先祖代々受け継いできた築134年の古民家。
ご両親の住む母屋のリノベーションを検討し、弊社の古民家見学会へお越しいただいたのが始まりでした。

ご両親からは、もしリノベーションを検討するのであれば、お母様のお兄様がお世話になった会社へ相談してほしいと言われておりましたが
弊社が気になりご来場されたそうです。後に、よくよくお話をお伺いするとお母様のお兄様の古民家再生を代表の今村が担当させていただいたことが分かり、
ご縁を感じる出会いとなりました。
また、お母様のお兄様から「古民家を直すなら、今村さん」と後押しして下さり、弊社に古民家再生を任せてくださいました。

ご両親の年齢と受け継いできた家を残したいと思い、リノベーションを検討し始めました。いずれ、介護が必要となったときに介護のしやすい家でありたいということ、
安心して暮らせるよう、基礎の補強やバリアフリーの家へリノベーションしたいというご要望がございました。
そして、リノベーションを機にプライベート空間を保つゾーニングをご希望されていました。
また、リノベーション後もみんなが集まるスペースを作ってほしいというご要望がございました。

約半年の工期をかけ、ご両親が快適に暮らせる空間へと生まれ変わりました。
田の字に連なっていた和室ですが1間は和室に残し、2間をLDKにもう1間はご両親の主寝室へと変わり、北側のキッチンは、洋室へと変わりました。
リビングはご親戚の皆様もくつろげるようにと約11帖の広々とした空間になっています。
また、キッズルームや、広めの納戸、パントリー、シューズインクロークなど現代の生活に合わせた間取りへと変わっています。

安心して住まえるように、家の性能ももちろん向上させています。
老朽化していた外壁も新しくし、「足固め」と言って家の足元部分への補強、防蟻処理、耐震補強も行いました。
家の傾きがあり、全体を持ち上げる曳家(ひきや)か部分的にジャッキアップし傾きを直す方法がありましたが、予算に合わせ部分的にジャッキアップする方法で直しています。
古民家ならではの「寒さ」問題においては、サッシを交換し、床や壁の断熱材で断熱性能を高めています。

先祖代々続く古民家。これまで一緒に時を重ねてきた建具もデザインのポイントとして再利用しています。

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