リノベ後の暮らし #3「お値段以上の満足感」

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リノベ後の暮らし #3「お値段以上の満足感」

【インタビュー】【お知らせ】【ピックアップ】【わが家リノベ】

決め手は「即答」

築56年の立派な門構えの化粧造りの家。
御施主様であるN様は、あまり感じない地震でもミシミシしていることが気になっていました。東日本大震災後、耐震について国土交通省のHP等で調べ知識を増やしていたところ、市が耐震診断を行っていることを知り診断をお願いした結果、

『地震が来たら、家の中は危ないので外へ逃げてください』

というアドバイスをいただいたそうです。
この結果を受け、真剣に耐震補強を検討しまずは、地元工務店へ相談に行きました。

N様の家は瓦屋根で重いため、耐震性を向上させるには軽い金属屋根への葺き替えを提案されました。
しかし、N様のご希望は『風格のある瓦屋根は残して、耐震性を向上させたい』との要望を伝えると
『屋根材を変えないのであれば耐震壁を何ケ所も作らなければならず、とても大変』という回答だったそうです。
大手住宅メーカーにも相談したところ同様に屋根を軽くすることを提案されました。
質問に対しては『詳細については専門スタッフから…』と即答を頂けずモヤモヤしていました。

N様のお気持ちを察し、息子さんもいろいろと調べてくれたそうです。
リノベーションを専門にしている設計事務所であること、古民家再生を何棟も施工していること、
耐震補強についての経験や知識があることから、息子さんが弊社へお問い合わせしてくれたことが
弊社とN様の出会いのきっかけでした。

数社問い合わせした中で弊社に決めていただいた理由をお伺いしたところ、耐震についての質問にはもちろん、
そのほかの質問にもその場で即答してくれ、古民家について熟知していると感じたそうです。
やり取りの中で安心して任せられると感じ、弊社で即決できたとおっしゃって下さいました。

市で第一号の助成金を利用

耐震について調べていたN様は、市から耐震助成金が出ることは知っていました。
改めて市に問い合わせしたところ、すでに申請したい方がいてN様は2番手になると告げられたそうです。

窓口の方とその後もやり取りしていると、一番手の申請者が弊社であることを知り
契約前にも関わらず、早急に調べ動いてくれていたことに感動したとおっしゃってくださいました。

市で初めての助成金利用ということでしたが、無事に審査も通り助成金を受け取ることができました。

毎回感動、お値段以上

耐震以外に、玄関とダイニングキッチンのリノベーションも行いました。

提案のパースを見たときは、『この通りになるの?』と半信半疑だったN様。リノベーションはこれが初めてではなく、何度か他で頼んでいましたが弊社の施工は「毎回毎回、感動でした!」とおっしゃってくださいました。完成後、息子さんや娘さんもモデルルームのようだと感動してくれたそうです。

リノベーションのきっかけともなった耐震についての感想も聞いてみました。
ミシミシしていた音がなくなり、『地震が来たら外に逃げて』と言われていましたが、耐震補強をしたおかげで気持ち的にとても安心できているとおっしゃってくださいました。
また、補強前と補強後では家の揺れ方も全然違うそうです。

お話をお伺いしていく中で、N様はもちろんですがN様の息子さんや娘さんも
この家をとても大切にされているお気持ちが伝わってくるインタビューでした。

沢山の印象的なお褒めの言葉を頂きましたが、何より心打たれたのは

『お値段以上』

という言葉でした。
決して安くはない、リノベーション費用。
いろいろな方の、いろいろな思いが詰まったお住まいの再生。

「お値段以上に満足しています」とおっしゃって頂き、今後も何かあれば弊社にお願いしたいとおっしゃって下さいました。
このご縁を大切に、今後もN様のお住まいづくりのパートナーとしてお付き合いしていきたいと思っています。

リノベ後の暮らし #2「夫婦の夢を叶えた古民家暮らし」

【インタビュー】【ピックアップ】【古民家】

新潟の地で出会った古民家

T様ご夫妻は15年ほど前、長年の夢だった「古民家空間を取り入れた家」を造りたいという夢を叶えるため、いろいろな古民家を見てまわったそうです。

茨城県内にも素晴らしい古民家はたくさんありましたが、使っていた家具を置くために必要だった広さの古民家に巡り会えずにいました。

ハウスメーカーで建てる新築はどこか面白味を感じられず、自然の造形美に惹かれ、古民家を探し始めてから約10年の月日が経ち、ようやく出会った古民家は、はるか新潟の山奥に佇む築200年の古民家でした。

豪雪地帯に佇んでいた伝統家屋は、雪の重みに耐えるため強靭な柱や梁に囲まれ雰囲気も広さもお二人が探し求めていたその「古民家空間」をつくばへ移築をすることを決めました。

■移築経験者がいない
探し求めていた「古民家空間」をつくばへ移築するためには、いろんな人の協力が必要でした。

古民家を丁寧に解体し構造体の柱や梁を運ぶ職人やそれらを組み建てるための設計、施工、管理をする人達を探さなければなりませんでした。

ですが、「移築」には様々なリスクがあることやそもそも古民家の移築を経験している職人や建築士がほとんどいませんでした。
そのため、「移築」についてご自身でいろいろと調べ、遠い地にも足を運び色々な方にお話を聞いて回ったそうです。

そんな中で弊社代表の今村と、とある現場見学会で偶然にも出会ったそうです。
今村は古民家再生を何十棟と行い、十分な知識と経験もあったことからご夫婦は、弊社の今村へ「移築」についての相談をしてくださいました。

ハイリスクなリノベーションということもあり、紆余曲折を経て
地元の工務店で「移築」をお願いする方向で話は進みましたが、なかなか上手くいかず、
かねてから相談に乗っていた今村がコンサルタントに入ることになり、移築計画が始動しました。

最新設備を備えた築200年の「古民家空間」を取り入れた新築建物

何棟も古民家を見てきたご夫婦は、細かなところまでこだわりました。

内装も福島の建具屋に依頼しオーダーメイドの建具にするなど国産無垢材を使い、築200年という歳月が作り出した重厚な趣きを活かしたデザインに仕上がりました。

6本の大黒柱や、強靭な丸太梁が作り出した7メートルの吹き抜けがあるリビングはたくさんのこだわりが詰まっています。初めての冬を迎えて、床暖房やドイツ製の大型暖炉採などの感想をお伺いしたところ、高気密住宅のため、暖炉の温かい空気が部屋中に広がり部屋中とても温かく、床暖房はまだ使っていないとおっしゃっていました。
追々、暖炉をつけるのが大変になったときは床暖が活躍しそうだとお話してくださいました。

たくさんの思いが詰まった家

関わる全員が「初めて」のことだらけだったこの移築のため、協力者探しには相当の苦労をされたお二人。

そんな苦労を振り返っていただいた時に、「日本家屋のDNAを少しでも残しつつ、体にも優しく、使いやすく現代の設備も取り入れ、古材の魅力を最認識しています。こだわることは気力・体力・時間・お金もかかります。けれど、有余年生活を支えてきたこの材の命・時間が、また動き出し、そして、その時計の針を一緒に、ここで刻み始められていることに感慨深いものがあります。」と奥様がおっしゃっていたのがとても印象的でした。

また、御主人は弊社のお客様で本気で古民家の移築を検討されている方の力になれるのなら、協力したいとおしゃって下さいました。

「古民家空間を取り入れた」建物での暮らしを手に入れるまで、約15年。
条件に合った古民家がなかなか見つからず、いろいろな地へ足を運んだことや移築を決め、
動き出そうにも解体・移築できる職人や建築士がなかなかおらず、沢山の苦労をされた
お二人だからこそ言える言葉だと感じました。

沢山の思いが詰まった家が完成したものの、コロナ禍ということもありお客様を招くこともできていないそうです。
この状況が落ち着いたら、お孫様とBBQをしたいそうです。
私たちも一日でも早くお客様をお招きし、楽しい時間を過ごせる日が来ることを祈っております。

弊社は、このようにお客様の思いに寄り添った住まいづくりをしています。
このように、移築などの難しい古民家再生をしておりますのでご自宅の古民家再生はもちろん、
古民家をご購入されてT様と同様なことをご検討されている方はご遠慮なくお気軽に、弊社へご相談ください。

リノベ後の暮らし #1「増えた愉しみ」

【インタビュー】【リフォーム】【わが家リノベ】

姉妹でリノベでリノベーション

茨城県つくば市上郷にお住まいのS様ご夫妻。奥様のお父様が建てた築48年の和風建築の家。
何度かのリフォームを繰り返し、大切に住まわれてきました。
時の流れに合わせて、少しずつ手を加えながら住まわれていた家でしたが、ご夫婦の心のどこかでは「もう少しこうしたい…」といった気持ちもあったそうです。
ですが、お⽗様が建てた家ということで遠慮もあり、リフォームの話を切り出せないでいる状況が続いていました。

お二人がリノベーションを検討したきっかけは、2011年の東日本大震災でお風呂に入った大きなヒビ。水廻りの老朽化も進んでいたことから、水廻りのリノベーションを検討し始めました。
「でも、どうせなら気になる部分も直したい…」そう考えていた矢先、
お父様が入院し介護施設への入所が決まったことを機に、段差だらけだった床のバリアフリー化を含めたリノベーションを決意しました。

当初は、チラシでよく目にしていた大手不動産会社でのリノベーションを検討していましたが、
奥様の妹さんが弊社でリノベーションをし、ご紹介していただいたのがS様と弊社との出会いでした。

最後の最後まで大手不動産か弊社か悩まれたお2人…。

お父様が良材を使ってこだわって建てた家。
完全に新しくするのではなく「古くてもいいものは残していきたい」そういった思いから、
弊社の『Vintage Renovation』という古き良きものを活かす思想に共感し、
それを体現した妹さんのリノベーション後の自宅を見て、弊社を選んでくださいました。

 

リノベーションで変わった暮らし

■リノベーション前の間取りとリノベーションプラン
家の北側に過去のリフォームで増築した7.5畳のキッチンとその隣に3畳の土間がありました。
その部分の基礎だけを残し、広々としたウッドデッキを作ることに。

そして、キッチンはもともとお風呂や洗面所があった場所に移動し、
もともとあった南側洋室をリビングダイニングにしました。

■リノベーションをしてよかったコト
新しいキッチンの後ろの壁は3枚の大きなサッシに。
当初、奥様は一部は窓ではなく壁にしてそこの部分にカップボードの設置を考えていたそうですが、弊社のご提案を採用してくださいました。
採用しつつも、不安だった奥様…。

ですが完成しいざ生活してみると、採光と風通しに大活躍の窓となり、
キッチンがお気に入りの場所になったと笑顔でお話してくれました。

コロナ禍でなかなか外で外食もできず、おうち居酒屋を楽しんでいたご主人。
キッチンの窓のおかげで開放感もあり、かなり過ごしやすい空間になった
リビングダイニングで一杯飲むのが楽しいそうです。

そんなキッチンとリビングダイニングですが、もうひとつやってよかった事があります。
それは、寒さ対策。

以前は、本当に寒い時はキッチンの水道が凍結してしまうほどでした。
問題の寒さ対策として、床や壁に新しく断熱材を入れ、サッシもペアガラスに交換。
これだけでも十分温かくなりますが、そこに床暖房を採用しました。

この床暖房、お2人がリノベーションでやってよかったと
声をそろえておしゃってくださいました。
昨年の年末はお子様家族が帰省し、座卓に早変わりするダイニングテーブルを広げ
一家団欒を楽しんだそう。

コロナ禍でなかなか集まれなかったけど、これからは少しずつ
みんなを呼んで楽しく過ごしたいとおっしゃっていました。

■老後でも愉しめる家を
リノベーションしたポイントの中で2人にとって新しく大切にしたい場所が増えました。
それが庭に面したウッドデッキです。

約10畳ほどあるウッドデッキは北側にあり、家の周りには木々があるため人目につかず、
プライベートな空間になっています。そこにはテーブルとイスが並べられていました。

お風呂上がりにここで一杯やるのが気持ち良いんですとお話してくださり、
インタビューもここに座って1時間ほどお話させて頂きました。

ウッドデッキではBBQをご家族で愉しむなどの他に、お庭の手入れを愉しむようになったと
話してくださいました。竹を手入れしたり、紫陽花やコキアなどの季節を楽しめる植栽を
植えたりするようになったそうです。

お2人はリノベーションする上で、老後でも愉しめる家にしたかったとお話してくださいました。
紹介したキッチン、リビングダイニング、ウッドデッキは老後も2人だけではなく、
家族みんなが愉しめるスペースに変化しました。

「愉しめる家」だけではなく、「住みやすくする事」も大切なポイントでした。

2階に上がる階段を緩やかにするように掛け替えたり、リノベーションの当初の目的であった
水廻りの一新、床のバリアフリーなど歳を重ねても住みやすい家になりました。

■もうひとつのきっかけ
リノベーションのきっかけのひとつとなった東日本大震災。
今後も大きな地震がきてしまう可能性が高いことから、不安を抱えていました。
弊社では、現地調査、既存建物の耐震診断を行い耐震補強を行っています。
S様のご自宅ももちろん、箇所補強を行いました。

リノベーション前後の違いをお伺いするとお二人揃って、
全然揺れが違うと話してくれました。

親御様の家を継ぐ難しさ

お二人がリノベーションをする上で高いハードルとなったのがお父様のリノベーションへの理解でした。

お二人のように親御様の家を受け継いでいる方にはよくあるお話です。
ご自身が建てた家…。自分が生きている間は手を加えてほしくないという
親御様のお気持ちはわからなくもありません。
実際、弊社へのご相談でも建てた親御さんの反対でお話が止まってしまうこともあります。

お2人もそうでした。
いろんなケースがあり、どのタイミングがベストなのかは人それぞれですが、
いろんな場面でリノベーションのタイミングはやってくると思うので、
そんな時は是非弊社にご相談していただきたいと思います。

また、親の反対でなかなかリノベーションに踏み切れない方は
是非一度ご相談ください。
長い時間を共に暮らしてきた大切な家を新築のように変えることだけが
リノベーションではありません。
私たちも反対されている親御様がご納得されるようなプランを作成し、
お手伝いできればと思っています。

 

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